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ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_713416.jpg再びダンスな日々が続いていました。 昨年に続いて4度目の国内のコンテンポラリーダンス活動が一同に会する機会、END (Encuentro Nacional de la Danza) 引退した後なので講義などには参加せず、見聞を広める機会として作品鑑賞と主にアカデミックな講演に参加しています。名コレオグラファーAlicia Sanchesさんが主催するダンス制作における創作ノートにおける研究や、トラディショナルなダンスにおける現在の状況、コロンビアやボリビア、キューバでの現在のダンス、ラテンアメリカの情熱的な制作者、研究家が一堂に会しての話し合いを聴くことができる貴重な機会。

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_7153948.jpg国内の大学ダンス学科、ダンス専門学校の生徒の発表の場、振付家の新しい作品の発表を中小劇場や野外ステージにて、そして既に上演された数々の名作品を市内の素晴らしい大劇場で見ることができます。Laura Rocha監督率いるBarro Rojo の作品が最終日Palacio de Bellas Artes 王宮芸術劇所でカンパニー創立35周年記念として上演されました。入場無料という事もあって長蛇の列

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_7173967.jpg某文化施設のディレクターの御招待で無事入場することができ、TRAVESIAという一生心に刻まれる作品を見ることができました。なんと「鹿の踊り」がフーチャリングされていて、、作品はメキシコからの移民がテーマになっているのですが、修羅場を超えてアメリカに辿り着いた移民の一人が鹿となり、人に撃たれて亡くなってしまう、、せっかく「」を夢見て辿り着いた若者の最期。 アマリアエルナンデスの鹿の踊りで使用される音楽が使用されていて、幼い頃に見た鹿の踊りと同じシチュエーションで見る、、衝撃的なミクスチャーに呆然・・

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_721217.jpg話は前後しますが初日のTeatro Espeanza Iris劇場でのMexico City Ballet の公演ではキューバの振付家Lidice Nuñez さんによる、女性ハチドリ2羽の物語、、こちらも最後、口ばしで男性をひとつき、、衝撃的な最期に呆然。 幼い頃にみた「鹿の踊り」の思い出の再現、、最後に亡くなってしまう流れは個人的に悲しすぎて苦手です。でもドラマチックな舞台というのは常に「」が壮大なテーマになっていて、それは最近見た映画全てに通ずるものでもありました。

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_7234410.jpgまだまだ余韻があり、引き続き多くのコンテンポラリーダンスの作品がPalacio de Bellas Artesにて上演されるそうです。素晴らしい舞台、そして素晴らしい設備で見る、豪華にコンテンポラリーダンスを楽しむ機会、、引き続き楽しませて頂きたく思います。と近々上演されるAntamira Danzaの方々と劇場の出口で遭遇、彼等の舞台を楽しみにしています。

ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_725151.jpg引退後セカンドライフ構築中、、ダンスを離れた全く違った日々も徐々に始まりつつあり、少しずつ離陸していくような今日この頃ですが、劇場で開演前に知り合いの芸術家の方々に遭遇、今後の予定を聞かれ、1月が最期の公演だったことを告げると「完成で終わりでなく、その物語を国内全土で分かち合ってほしい」と言われ「まだできることがあるかも?」と思ってしまったり・・ 日々発見、日々遭遇、、検討の日々は続きます。そんな時に未来を担っていくダイヤモンドな新人さん達の姿が眩しく刺激的でした。
ダンス鑑賞、日々模索 Disfruto danza a travez de END 2017 _f0120349_727062.jpg


佐野まり
http://www.facebook.com/danzacharango
by marisano | 2017-07-12 07:11 | 感動
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